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家ではノートパソコンを外部モニターにつなぎ、キーボードとマウス、充電ケーブル、LANケーブルを毎日抜き差ししている。そんな人の「つなぎ直す手間」をなくしてくれるのが、USB-Cハブやドッキングステーションです。
うまく選べば、ノートパソコンにケーブルを1本つなぐだけで、モニターへの映像、周辺機器、充電までまとめて完了します。ただし、パソコン側の端子の対応や、給電できるワット数を確認しないと「映らない」「充電が遅い」といった失敗も起きやすい製品です。
この記事では、ハブとドックの違い、買う前のチェックポイントを図解で整理し、価格帯と使い方別におすすめ5製品を紹介します。製品の評価は、メーカーの公開仕様と、専門メディアや購入者のレビューで多く挙がっている内容をもとにまとめています。
この記事でわかること
毎朝の「抜き差し」を、
ケーブル1本に。
ハブとドックの違い/映らない・充電できないを防ぐ確認/おすすめ5製品
ケーブル1本にすると、何が変わる?
ハブ・ドックの有無でこう変わる
ノートPCに直接つなぐ
- 電源・モニター・USB機器を毎回つなぎ直す
- ノートPCの端子が足りない
- 机の上にケーブルが散らかる
ハブ・ドックを使う
- ケーブル1本で全部つながる
- USB-A・LAN・SDカードなど端子が増える
- ケーブルがハブの裏にまとまる
USB-Cハブとドッキングステーションの違い
DIFFERENCE
持ち歩くなら「ハブ」、
机に据えるなら「ドック」。
電源アダプターの有無と、つなげる機器の数が大きな違いです
| USB-Cハブ | ドッキングステーション | |
|---|---|---|
| 形 | 手のひらサイズ。パソコンから直接ぶら下げる | 据え置きの箱型。専用の電源アダプター付きが多い |
| 給電 | パソコン用の充電器をハブにつないで「通過」させる(パススルー) | ドック自体がパソコンへ給電する |
| 端子の数 | 4〜8個程度 | 10個以上のものも |
| 外部モニター | 1台が多い | 2台以上に対応するものも |
| 価格帯 | 手ごろ | 高め |
| 向いている人 | 家と外の両方で使う人 | 家の机で毎日使う人 |
買う前に必ず確認したい5つのポイント
CHECK
「映らない」「充電できない」は、
買う前に防げる。
パソコン側の対応を確認するのがいちばん大事です
USB-Cハブ・ドックを選ぶ5つのポイント
- パソコンの端子映像出力と充電(PD)に対応したUSB-Cか
- 映像の解像度と枚数4Kで60Hz出せるか、モニターは何台か
- 給電のワット数パソコンの充電器と同じくらいのW数が届くか
- 必要な端子USB-A・LAN・SDカードなど、使う端子があるか
- データの速さ外付けSSDを使うなら10Gbps対応か
1. パソコンのUSB-C端子が「映像出力」と「充電」に対応しているか
USB-C端子は形が同じでも、できることがパソコンによって違います。モニターに映すには、端子が「DisplayPort Alternate Mode(映像出力)」に対応している必要があり、ハブ経由で充電するには「USB Power Delivery(PD)」での充電に対応している必要があります。パソコンの仕様表や、端子の横のマーク(稲妻やDisplayPortのマーク)で確認しましょう。
2. 映像の解像度とリフレッシュレート
4Kモニターを使う場合、「4K/30Hz」と「4K/60Hz」の違いに注意が必要です。30Hzでは画面の書き換えが少なく、マウスのカーソルの動きがカクカクして見えることがあります。4Kモニターを快適に使うなら、4K/60Hz対応のものを選びましょう。フルHDのモニターなら、ほとんどの製品で問題ありません。
外部モニターを2台つなぎたい場合は、ハブ・ドック側の対応に加えて、パソコン側が2画面出力に対応しているかも確認が必要です。Macは機種によって外部モニターの対応台数が違います。
3. 給電のワット数(パススルー充電)
ハブに充電器をつないでパソコンに電気を送る場合、ハブ自体も電気を使うため、パソコンに届く電力は充電器の出力より少なくなります。たとえば「入力100W・出力85W」と書かれたハブは、15Wをハブ自身が使います。
パソコンに届く給電の目安(ノートPCの付属充電器と比べる)
- 30W前後小型ノートPC・タブレット
- 45〜65W一般的なモバイルノート
- 85〜100W大きめのノートPC
- それ以上高性能ノートPCは要確認
ノートPCに付属している充電器のW数を目安に、それに近い給電ができる組み合わせを選びましょう。
4. 必要な端子がそろっているか
よく使う端子は、USB-A(マウスのレシーバーやUSBメモリ)、HDMI(モニター)、有線LAN(Web会議を安定させたいとき)、SDカード(カメラの写真の取り込み)です。今つないでいる機器を書き出して、必要な数を確認しておきましょう。
5. データの転送速度
外付けSSDで大きなファイルをやりとりする人は、USBの速度も見ておきましょう。5Gbpsと10Gbpsでは、理論上の最大速度に倍の差があります。マウスやキーボードをつなぐだけなら、速度はほとんど気にしなくて大丈夫です。
使い方別|あなたに合うのはこれ
安く、まずはつなげたい
Anker 332 USB-C ハブ (5-in-1)
手のひらサイズで基本の端子がそろう
とにかく小さく軽く
UGREEN Revodok 105
58gの軽さ。持ち歩き用に
家の机の主力ハブに
Anker PowerExpand 8-in-1
4K/60Hz・LAN・SDまで1台で
机の司令塔を作りたい
CalDigit TS4
18ポート、98W給電のThunderbolt 4ドック
ハブと一緒に充電器も
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)
パソコンとスマホを同時に充電
おすすめ5製品の比較表
| 製品 | 種類 | 映像出力 | パソコンへの給電 | LAN | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|---|
| Anker 332 USB-C ハブ (5-in-1) | ハブ | HDMI 4K/30Hz | 最大85W(入力100W時) | なし | 手ごろ |
| UGREEN Revodok 105 | ハブ | HDMI 4K/30Hz | PD 100W対応(パススルー) | なし | 手ごろ |
| Anker PowerExpand 8-in-1 | ハブ | HDMI 4K/60Hz | 最大85W(入力100W時)※ | 1Gbps | 中くらい |
| CalDigit TS4 | Thunderbolt 4ドック | 最大6K/60Hzを2台(Mac)など | 最大98W | 2.5Gbps | 高め |
| Anker 735 Charger (GaNPrime 65W) | 充電器 | — | 最大65W | — | 手ごろ |
※仕様は2026年10月時点でメーカーや販売店の公開情報をもとにしています。Anker PowerExpand 8-in-1は、公式のよくある質問では給電の最大値が異なる記載もあるため、購入前に確認してください。
おすすめUSB-Cハブ・ドック5選
PICK UP
つなぐだけで仕事が始まる、
机を作る。
品質の良いところと気になるところを正直にまとめました
Anker 332 USB-C ハブ (5-in-1)
メーカー:アンカー(Anker)
手ごろな価格で、基本の端子をまとめて追加
モバイル充電器で知られるAnkerの、手のひらサイズのUSB-Cハブです。HDMI、USB-A×2、USB-C(データ用)、USB-C(給電用)の5つの端子を備え、外部モニターとマウスのレシーバー、USBメモリなど、在宅ワークでよく使う機器をまとめてつなげます。
給電用のUSB-Cには最大100Wを入力でき、パソコンには最大85Wを送れます。重さは約78gで、かばんに入れて持ち歩くのも苦になりません。
注意したいのは、HDMIの映像出力が4K/30Hzまでであることです。4Kモニターではカーソルの動きがなめらかに見えないことがあるので、4Kモニターを使う人は4K/60Hz対応のハブを選びましょう。データ用端子の速度は5Gbpsです。
| 端子 | HDMI×1、USB-A×2、USB-C(データ)×1、USB-C(給電)×1 |
| 映像出力 | HDMI 最大4K/30Hz |
| 給電 | 入力最大100W/パソコンへ最大85W |
| データ速度 | 最大5Gbps |
| 重さ | 約78g |
| 型番 | A8355 |
良いところ
- 価格が手ごろ
- 小さく軽い
- 最大85Wの給電に対応
気になるところ
- 4K出力は30Hzまで
- 有線LANやSDカードの端子はない
こんな人におすすめ:フルHDのモニターにつなぐ人。まずは手ごろなハブで試したい人。
UGREEN Revodok 105 USB-C ハブ (5-in-1)
メーカー:UGREEN(ユーグリーン)
58gの軽さ。持ち歩き用の小型ハブ
ケーブルや充電器で人気のUGREENの小型ハブです。HDMI、USB-C(給電)、USB-A×3の5つの端子を、重さ58gのコンパクトな本体にまとめています。
HDMIは最大4K/30Hz、給電用のUSB-CはPD 100Wに対応していて、ハブを通してパソコンを充電できます。軽くて小さいので、カフェやコワーキングスペースでの作業用に持ち歩くのにも向いています。
USB-Aの3つのうち、5Gbpsで使えるのは1つだけで、残りの2つは480Mbps(USB 2.0)です。マウスやキーボードのレシーバー用には十分ですが、外付けSSDをつなぐ場合は5Gbpsの端子を使いましょう。4K出力は30Hzまでです。
| 端子 | HDMI×1、USB-C(給電)×1、USB-A×3 |
| 映像出力 | HDMI 最大4K/30Hz |
| 給電 | PD 100W対応(パススルー) |
| データ速度 | USB-A 1つが5Gbps、2つが480Mbps |
| 重さ | 58g |
良いところ
- とても軽く、持ち歩きやすい
- USB-Aが3つある
- 価格が手ごろ
気になるところ
- 4K出力は30Hzまで
- USB-Aの2つはUSB 2.0の速度
- LAN・SDカードの端子はない
こんな人におすすめ:ハブを持ち歩いて使う人。USB-Aの機器が多い人。
Anker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD 10Gbps データ ハブ
メーカー:アンカー(Anker)
4K/60Hz、LAN、SDカードまで。家の机の主力ハブに
家の机でノートパソコンを使う人に向けた、8つの端子を備えたAnkerのハブです。HDMIは4K/60Hzに対応していて、4Kモニターでもなめらかに表示できます(パソコン側がDisplayPort 1.4に対応し、4K対応のケーブルを使う必要があります)。
USB-A×2とUSB-C(データ用)はいずれも最大10Gbpsで、外付けSSDも速く使えます。1Gbpsの有線LAN端子があるので、Web会議の通信を安定させたい人にも便利です。SDとmicroSDのカードスロットも備えています。重さは約109gです。
給電は、公式の製品仕様では入力100W・パソコンへ最大85Wとされていますが、公式のよくある質問には別の数値も記載されています。消費電力の大きいノートパソコンを使う人は、購入前にAnkerのサポートで確認すると安心です。
| 端子 | HDMI×1、USB-A×2、USB-C(データ)×1、USB-C(給電)×1、LAN×1、SD・microSD |
| 映像出力 | HDMI 最大4K/60Hz |
| 給電 | 入力最大100W/パソコンへ最大85W(公式仕様) |
| データ速度 | 最大10Gbps |
| LAN | 最大1Gbps |
| 重さ | 約109g |
| 型番 | A8383 |
良いところ
- 4K/60Hzでなめらかに表示できる
- 10Gbpsのデータ端子
- 有線LANとカードスロットまで1台で
気になるところ
- 給電の最大値の記載が公式で食い違っている
- 4K/60Hzにはパソコン側の対応が必要
こんな人におすすめ:4Kモニターを使う人。有線LANやSDカードも1台で済ませたい人。
CalDigit TS4 Thunderbolt 4 ドック
メーカー:CalDigit(カルデジット)
[商品画像]アフィリエイト登録後、Pochippの商品ボックスに差し替えると、ここに公式の商品画像が表示されます
18ポート・98W給電。机を「司令塔」にする据え置きドック
ドッキングステーションの専門メーカー、CalDigitの上位モデルです。Thunderbolt 4×3、USB-C×3、USB-A×5、DisplayPort 1.4、SD・microSD(UHS-II)、2.5ギガビットLAN、音声端子×3の、合計18ポートを備えています。
専用の電源アダプターで動き、パソコンへは最大98Wを給電できます。Macでは最大6K/60Hzのモニターを2台、Windowsのパソコンでは8Kモニター1台に対応するとされ、USBの端子も10Gbpsと高速です。家の机に置いておけば、ノートパソコンにケーブルを1本つなぐだけで、すべての機器がつながります。
その分、価格は高く、本体も据え置き用の大きさです。また、性能を引き出すにはパソコン側がThunderbolt 4やUSB4に対応している必要があります。端子をそこまで使わない人には、ハブで十分なことも多いでしょう。
| 端子 | Thunderbolt 4×3、USB-C×3、USB-A×5、DisplayPort 1.4、SD・microSD(UHS-II)、LAN、音声×3(合計18) |
| 給電 | パソコンへ最大98W |
| 映像出力 | Macで6K/60Hz×2、Windowsで8K×1など |
| LAN | 2.5Gbps |
| 電源 | 専用ACアダプター |
良いところ
- ケーブル1本で机のすべてがつながる
- 98Wの給電に対応
- 端子が多く、速度も速い
- 2.5Gbpsの有線LAN
気になるところ
- 価格が高い
- 据え置き用で持ち歩けない
- 性能を活かすにはThunderbolt 4/USB4対応のパソコンが必要
こんな人におすすめ:家の机でノートパソコンを毎日つなぎ替える人。モニター2台や多くの周辺機器を使う人。
あわせて用意したい充電器
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)
メーカー:アンカー(Anker)
パソコンとスマホを1台で充電できる、小型の65W充電器
ハブを通してノートパソコンを充電するには、USB PD対応の充電器が必要です。Anker 735は、USB-C×2とUSB-A×1の3つの端子を持ち、合計で最大65Wを出力できる充電器です。窒化ガリウム(GaN)を使った小型設計で、ノートパソコンとスマートフォンを同時に充電できます。
ハブにつないでパソコンを充電すると、ハブ自体が使う電力の分だけパソコンに届く電力は少なくなります。65Wの充電器では足りないパソコンの場合は、100W以上の充電器を検討しましょう。複数の端子を同時に使うと、1つあたりの出力は分けられる点にも注意が必要です。
| 端子 | USB-C×2、USB-A×1 |
| 最大出力 | 65W(合計) |
| 特長 | GaN(窒化ガリウム)採用の小型設計 |
| 型番 | A2668 |
良いところ
- 小さく、パソコンとスマホを同時に充電できる
- 家でも外でも使いやすい
気になるところ
- ハブ経由ではパソコンに届く電力が減る
- 高性能なノートPCには出力が足りないことも
こんな人におすすめ:65W前後の充電器で動くノートパソコンを使っている人。
つないだのに映らない・充電できないときは
うまくいかないときの確認順
- 端子パソコンの別のUSB-C端子につなぎ替える
- ケーブルモニター側のケーブルを4K対応のものに
- 給電充電器のW数と、ハブの給電上限を確認
- 設定パソコンのディスプレイ設定で拡張・複製を選ぶ
よくある質問
スマートフォンの充電器でも、ハブ経由でパソコンを充電できますか?
USB PDに対応した充電器なら充電できることが多いですが、W数が小さいと充電がとても遅くなったり、使いながらだとバッテリーが減っていったりします。ノートパソコンに付属している充電器と同じくらいのW数を目安にしましょう。
ハブが熱くなるのは大丈夫?
映像出力や給電をしているとき、ハブはある程度熱を持ちます。熱がこもらないよう、布やかばんの中で使わず、風通しのよい場所に置きましょう。異常に熱い、焦げたにおいがするといった場合は、すぐに使用をやめてメーカーに問い合わせてください。
まとめ|パソコン側の対応を確認してから選ぼう
迷ったときの選び方
- 安く始めるなら Anker 332 USB-C ハブ
- 持ち歩くなら UGREEN Revodok 105
- 4Kモニターと有線LANなら Anker PowerExpand 8-in-1
- 机をケーブル1本にするなら CalDigit TS4
- 充電器もそろえるなら Anker 735 Charger
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※価格・在庫・仕様は記事作成時点(2026年10月)のものです。最新の情報はリンク先の商品ページでご確認ください。