※本記事はプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。
古いパソコンの起動が遅い、アプリを開くたびに待たされる。そんなパソコンも、ストレージをHDDからSSDに入れ替える「SSD換装」で、見違えるほど快適になることがあります。容量が足りなくなったSSDを、大きいSSDに入れ替えるのも同じ作業です。
SSD換装と聞くと難しそうですが、流れはシンプルです。今のドライブの中身を新しいSSDにまるごとコピー(クローン)して、パソコンの中のドライブを入れ替えるだけです。ただし、SSDの形を間違えたり、暗号化を確認しなかったりすると、つまずくことがあります。
この記事では、初めての人に向けて、換装の2つの方法、SSDの種類の見分け方、作業前の注意点、クローンの手順を順番に説明し、換装に使うSSDと周辺機器のおすすめ5製品を、メーカーの公式仕様をもとに紹介します。
この記事でわかること
コピーして、
入れ替えるだけ。
換装の2つの方法/SSDの種類の見分け方/作業前の注意点とおすすめ5選
SSD換装の2つの方法
クローンとクリーンインストール
クローン(まるごとコピー)
- 今のドライブの中身をそのまま新しいSSDへコピー
- Windowsやアプリ、データがそのまま残る
- コピー用のソフトや機器が必要
クリーンインストール
- 新しいSSDにWindowsを入れ直す
- 動作がすっきり軽くなる
- アプリの入れ直しとデータの移し替えが必要
初めての人には、今の環境をそのまま移せるクローンが分かりやすい方法です。
クローンでは、新しいSSDの容量が、今のドライブで「使っている容量」より大きい必要があります。今のドライブの使用量を確認して、余裕のある容量のSSDを選びましょう。
まず確認:パソコンのSSDの形
CHECK
SSDは形が違うと
取り付けられない。
自分のパソコンに合うSSDの見分け方
SSDには、主に「2.5インチSATA」と「M.2 NVMe」の2つの形があります。パソコンのメーカーの仕様表で、今のストレージの種類を確認しましょう。
| SSDの形 | 見た目 | 速さの目安(公式の例) | 主なパソコン |
|---|---|---|---|
| 2.5インチSATA | HDDと同じ大きさの箱型 | 読み出し最大560MB/s(Samsung 870 EVO) | HDDを積んだ古いノートやデスクトップ |
| M.2 NVMe(PCIe 4.0) | ガムのような細長い板 | 読み出し最大7,000MB/s台(990 EVO Plus、SN7100) | M.2スロットのあるノートやデスクトップ |
HDDを積んだ古いパソコンなら、同じ形の2.5インチSATAのSSDにそのまま差し替えられます。M.2のスロットがあるパソコンは、M.2 NVMeのSSDを選びます。M.2の長さは「2280」(幅22mm×長さ80mm)が主流です。古いパソコンのPCIe 3.0のスロットに、PCIe 4.0のSSDを挿すと、速さはPCIe 3.0の上限までになります。
M.2には、形は同じでも中身がSATA接続の「M.2 SATA」もあり、NVMeとは互換性がありません。スロットがどちらに対応しているか、仕様表で確認してください。
厚さにも注意
2.5インチのSSDは、厚さ7mmのものが多くあります(Samsung 870 EVOは6.8mm)。厚さ9.5mmのHDDが入っていたノートパソコンに7mmのSSDを入れると、すき間ができてガタつくことがあるので、スペーサーで埋めるなどして固定しましょう。
作業の前に確認したいこと
換装の前のチェック
- バックアップ:大切なデータは、必ず別の場所にもバックアップしておく
- BitLocker(暗号化):Windows 11ではデバイスの暗号化が有効になっていることがある。回復キーの保管場所を確認する
- 使っている容量:新しいSSDの容量が、今のドライブの使用量より大きいか
- メーカー保証:パソコンを開けると保証の対象外になる機種もある。取扱説明書で確認
- ライセンス:同じパソコンのストレージ交換なら、通常はWindowsのライセンス認証を引き継げる
特に気をつけたいのが暗号化です。Windows 11では、Microsoftアカウントでサインインすると、ドライブの暗号化が有効になっていることがあります。暗号化されたドライブは、クローン用の機器によっては正しくコピーできません(玄人志向のクローンスタンドの公式ページにも記載があります)。作業の前に、「設定」の「プライバシーとセキュリティ」で暗号化の状態を確認し、BitLockerの回復キーの保管場所(Microsoftアカウントなど)を確かめておきましょう。
SSD換装の手順(クローンの場合)
HOW
新しいSSDを外付けして、
コピーしてから入れ替える。
ノートパソコンでクローンする一般的な流れ
ドライブを1台しか積めないノートパソコンでは、新しいSSDをUSBで外付けしてコピーし、その後に中のドライブと入れ替えます。
クローンで換装する手順
- 準備するデータをバックアップし、暗号化の状態と回復キーを確認する
- 新しいSSDを外付けする2.5インチならUSBのケース、M.2ならM.2用のケースやスタンドに入れてつなぐ
- コピーするSSDメーカーの移行ソフトなどで、今のドライブを新しいSSDにクローンする
- 入れ替えるパソコンの電源を完全に切り、裏ぶたを開けて、ドライブを新しいSSDに交換する
- 起動を確かめる電源を入れて、Windowsが起動するか、容量が正しく表示されるかを確認する
コピーに使うソフトは、SSDメーカーが用意しているものを使うと分かりやすいです。Samsungは、870 EVOの製品ページで、SSDの管理ソフト「Samsung Magician」とデータ移行ソフトを案内しています。M.2 NVMeのSSDどうしなら、パソコンを使わずにボタンだけでコピーできるクローンスタンドもあります。
取り外した古いドライブは、ケースに入れれば外付けのドライブとして再利用できます。しばらくは中身を消さずに保管しておくと、万一のときのバックアップになります。
HDDからの換装の定番
Samsung 870 EVO
2.5インチ・5年保証
M.2を大容量・高速に
Samsung 990 EVO Plus
NVMe・最大7,150MB/s
M.2をもう1つの候補で
WD_BLACK SN7100
最大7,250MB/s(1TB)
2.5インチのコピーに
玄人志向 GW2.5AM-SU3G2
USB-Cケース・9.5mmまで
M.2のコピーをボタンで
玄人志向 KURO-DACHI/CLONE/NVMe
PCなしでクローン
SSD換装におすすめのSSDと周辺機器5選
仕様はメーカー(Samsungは日本の正規代理店ITGマーケティング、海外の公式ページ)の記載(2026年10月時点)です。SSDの価格は変動が大きいため、販売店で確認してください。なお、定番だったCrucialのSSDは、米Micronが2025年12月にコンシューマー向け事業からの撤退を発表し、2026年2月で出荷を終えているため、今回は選んでいません。
| 商品 | 種類 | 速さ(読み出し) | 保証 | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| Samsung 870 EVO | 2.5インチSATA SSD | 最大560MB/s | 5年またはTBW | HDDからの換装の定番 |
| Samsung 990 EVO Plus | M.2 NVMe SSD | 最大7,150MB/s(1TB) | 5年またはTBW | PCIe 4.0 x4 / 5.0 x2 |
| WD_BLACK SN7100 | M.2 NVMe SSD | 最大7,250MB/s(1TB) | 5年 | DRAMレスの高速モデル |
| 玄人志向 GW2.5AM-SU3G2 | 2.5インチ用USBケース | — | 1年 | クローン時の外付けに |
| 玄人志向 KURO-DACHI/CLONE/NVMe | M.2 NVMe用スタンド | — | 1年 | PCなしでクローン |
Samsung 870 EVO(2.5インチSATA SSD)
メーカー:Samsung(国内代理店:ITGマーケティング)
HDDのパソコンにそのまま差し替え。初めての換装の定番
2.5インチ・SATA接続のSSDで、HDDを積んだ古いノートパソコンやデスクトップに、同じ形のまま差し替えられます。公式の仕様では、読み出しは最大560MB/s、書き込みは最大530MB/sで、SATA接続のSSDとしては上限に近い速さです。サイズは100×69.85×6.8mm、重さは約45gです。
キャッシュ用のメモリ(1GBのLPDDR4、1TBの場合)を積んでいて、書き込みの耐久性の目安(TBW)は1TBで600TBWです。保証は5年、またはTBWに達するまでのどちらか早いほうです。管理ソフト「Samsung Magician」と、データ移行ソフトが用意されているので、クローンの手順も分かりやすくなっています。
日本向けの型番は、1TBがMZ-77E1T0B/IT、500GBがMZ-77E500B/ITなどで、250GBは販売終了になっています。取り付け用のキットは付属しないので、厚さ9.5mmのHDDから入れ替える場合は、必要に応じてスペーサーを用意してください。M.2のスロットしかないパソコンには取り付けられません。
| 形 | 2.5インチ、厚さ6.8mm |
| 接続 | SATA 6Gb/s |
| 速さ | 読み出し最大560MB/s、書き込み最大530MB/s |
| 耐久性(TBW) | 600TBW(1TB) |
| 保証 | 5年またはTBW |
| ソフト | Samsung Magician、データ移行ソフト |
| 型番の例 | MZ-77E1T0B/IT(1TB) |
| 価格 | オープン価格 |
良いところ
- HDDのパソコンにそのまま差し替えられる
- データ移行ソフトでクローンしやすい
- 耐久性の目安と保証が手厚い
気になるところ
- NVMeのSSDより遅い
- 取り付けキットは付属しない
こんな人におすすめ:HDDの古いパソコンを、初めてSSDに換装する人。
Samsung 990 EVO Plus(M.2 NVMe SSD)
メーカー:Samsung(国内代理店:ITGマーケティング)
M.2のSSDを大容量・高速に。Samsung Magicianで移行も簡単
M.2 2280のNVMe接続のSSDです。公式の仕様では、1TBの読み出しは最大7,150MB/s、書き込みは最大6,300MB/sです。PCIe 4.0 x4とPCIe 5.0 x2に対応し、古いPCIe 3.0のパソコンでも、速さはそのパソコンの上限までになりますが使えます。
耐久性の目安(TBW)は1TBで600TBW、保証は5年またはTBWに達するまでのどちらか早いほうです。Samsung Magicianでデータの移行や状態の確認ができます。容量は1TB(MZ-V9S1T0B-IT)、2TB、4TBがあります。
M.2(NVMe)のスロットがあるパソコン専用です。今のM.2のSSDから中身を移すには、USBでつなぐM.2用のケースやスタンドが必要です。読み出しの最大値は、公式ページの中で7,150MB/sと7,250MB/sの2つの表記があります。
| 形 | M.2 2280 |
| 接続 | PCIe 4.0 x4/5.0 x2、NVMe 2.0 |
| 速さ | 読み出し最大7,150MB/s、書き込み最大6,300MB/s(1TB) |
| 耐久性(TBW) | 600TBW(1TB) |
| 保証 | 5年またはTBW |
| 型番の例 | MZ-V9S1T0B-IT(1TB) |
| 価格 | オープン価格 |
良いところ
- 非常に速い
- 耐久性の目安が多め
- Samsung Magicianで移行しやすい
気になるところ
- M.2スロットのあるパソコン専用
- 移行にはM.2用のケースなどが必要
こんな人におすすめ:M.2のSSDの容量が足りなくなったパソコンを使っている人。
WD_BLACK SN7100 NVMe SSD
メーカー:SanDisk(WD_BLACK)
PCIe 4.0で読み出し最大7,250MB/s。ゲーム用にも人気のM.2 SSD
SanDiskのゲーミング向けブランド「WD_BLACK」のM.2 2280のNVMe SSDです。公式の仕様では、1TBと2TBの読み出しは最大7,250MB/s、書き込みは最大6,900MB/sで、PCIe 4.0のSSDとして高速なモデルです。保証は5年間です。
容量は500GB(WDS500G4X0E)、1TB(WDS100T4X0E)、2TB、4TBがあります。状態の確認やファームウェアの更新には、Windows用のソフト「SANDISK Dashboard」が使えます。
公式ページにDRAMレス(キャッシュ用のメモリを積まない)と書かれています。耐久性の目安(TBW)は4TBの最大2,400TBWだけが公式に記載されていて、ほかの容量は確認できませんでした。公式ページでは、クローン用のソフトは案内されていないので、移行には別のソフトかクローンスタンドを使います。
| 形 | M.2 2280 |
| 接続 | PCIe Gen 4.0、NVMe |
| 速さ | 読み出し最大7,250MB/s、書き込み最大6,900MB/s(1TB・2TB) |
| 保証 | 5年 |
| ソフト | SANDISK Dashboard(Windowsのみ) |
| 型番の例 | WDS100T4X0E(1TB) |
| 価格 | 販売店で確認 |
良いところ
- PCIe 4.0として高速
- 容量が500GBから4TBまでそろう
- 5年保証
気になるところ
- DRAMレス
- メーカーのクローン用ソフトの案内がない
こんな人におすすめ:M.2のSSDを、速いモデルに入れ替えたい人。
玄人志向 GW2.5AM-SU3G2(2.5インチSSD/HDDケース)
メーカー:玄人志向
2.5インチのSSDを外付けしてクローン。換装後は外付けドライブに
2.5インチのSATAのSSDやHDDを入れて、USBでつなぐケースです。HDDのノートパソコンを換装するとき、新しいSSDをこのケースに入れてパソコンにつなげば、クローンができます。換装が終わったら、取り外したHDDを入れて、外付けのドライブとして使えます。
公式の仕様では、USB 3.2 Gen2(10Gbps)に対応し、本体の端子はUSB Type-Cです。USB-AからCと、CからCの2本のケーブルが付属し、UASPにも対応しています。厚さ9.5mmまでの2.5インチのドライブに対応し、保証は1年です。
ソフトが付属する「GW2.5AM-SU3G2/S」もありますが、公式ページによると、付属ソフトの開発元のサポートは2026年5月31日に終了しています。SamsungのSSDなら、Samsungのデータ移行ソフトを使う方法もあります。価格は公式ページに記載がないため、販売店で確認してください。
| 対応 | 2.5インチSATAのSSD・HDD(厚さ9.5mmまで) |
| 接続 | USB 3.2 Gen2(10Gbps)、本体はUSB Type-C |
| 付属 | USB Type-A to C、Type-C to Cケーブル |
| 機能 | UASP対応 |
| 型番 | GW2.5AM-SU3G2 |
| 保証 | 1年 |
良いところ
- 2.5インチのSSDを外付けしてクローンできる
- 換装後は外付けドライブとして再利用できる
- ケーブルが2種類付属
気になるところ
- 付属ソフト版のソフトはサポートが終了している
- 価格は公式に記載がない
こんな人におすすめ:HDDのノートパソコンを、2.5インチのSSDに換装する人。
玄人志向 KURO-DACHI/CLONE/NVMe
メーカー:玄人志向
M.2 NVMeを2枚挿してボタンを押すだけ。パソコンなしでクローン
M.2 NVMeのSSDを2枚挿して、ボタンを押すだけで中身をまるごとコピーできるスタンドです。パソコンを使わないので、ソフトの操作に自信がない人でもクローンしやすくなります。公式ページでは、1TBのコピーにかかる時間の目安は約30分です。
対応するのはM.2 NVMeのSSD(2280・2260・2242・2230)で、4TBまで動作が確認されています。コピーの進み具合やエラーは天面のLEDで分かり、ネジを使わずにSSDを取り付けられます。換装後は、外付けのUSBドライブとしても使えます。
公式ページには、コピー元の容量がコピー先より大きいとコピーできないこと、暗号化されたドライブは正しくコピーできないことが書かれています。2.5インチのSSDやM.2のSATA SSDには使えません。保証は1年です。
| 対応 | M.2 NVMe(2280/2260/2242/2230)、4TBまで動作確認 |
| 接続 | USB Type-C(USB3.2 Gen2x2) |
| クローン | PCなしでボタン操作(1TBで約30分の目安) |
| 型番 | KURO-DACHI/CLONE/NVMe |
| 保証 | 1年 |
| 価格 | オープン価格 |
良いところ
- パソコンなしでクローンできる
- 換装後は外付けドライブとして使える
気になるところ
- M.2 NVMe専用
- 容量の小さいSSDへはコピーできない
- 暗号化したドライブは事前に解除が必要
こんな人におすすめ:M.2 NVMeのSSDを入れ替えたい人。
うまくいかないときは
換装したのにWindowsが起動しない場合は、まず古いドライブに戻して、元どおり起動するかを確認しましょう。古いドライブの中身はそのまま残っているので、やり直しができます。BitLockerの回復キーを求められた場合は、Microsoftアカウントなどに保管した回復キーを入力します。
SSDに換装しても遅いままなら、メモリ不足やCPUの古さが原因かもしれません。メモリの増設はノートパソコンのメモリ増設のやり方、買い替えとの比べ方はパソコンは買い替えと増設どっちがいいかで解説しています。
よくある質問
SSDの容量はどれくらいがいいですか?
今のドライブで使っている容量より大きいことが条件です。そのうえで、写真や動画を保存する人は1TB以上、文書作成やWeb会議が中心の人は500GB〜1TBが目安です。容量に余裕があるほど、長く使えます。
クローンとクリーンインストール、どちらがいいですか?
初めてなら、今の環境をそのまま移せるクローンが分かりやすい方法です。パソコンの動作が不安定な場合や、不要なアプリを整理したい場合は、クリーンインストールで入れ直すと、すっきり軽くなります。
Windowsのライセンスは引き継げますか?
同じパソコンのストレージを交換するだけなら、通常はそのまま使えます。クリーンインストールをした場合も、インターネットにつなぐと自動でライセンス認証されることが多いです。
まとめ|形の確認と暗号化のチェックができれば、初心者でもできる
SSD換装は、今のドライブの中身を新しいSSDにコピーして、入れ替えるだけの作業です。初めての人は、SSDの形(2.5インチかM.2か)と、暗号化の状態を作業の前に確認しておけば、大きくつまずくことはありません。
HDDからの換装ならSamsung 870 EVOと玄人志向のUSBケース、M.2のSSDの入れ替えならSamsung 990 EVO PlusやWD_BLACK SN7100と、クローンスタンドのKURO-DACHI/CLONE/NVMeが候補です。バックアップをとってから、落ち着いて作業してみてください。
※価格・在庫・仕様は記事作成時点(2026年10月)のものです。最新の情報はリンク先の商品ページでご確認ください。