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「さっきから声が遠いです」「ちょっとこもって聞こえます」。Web会議でそう言われて、慌ててマイクの設定を見直した経験はないでしょうか。音楽を聴くときはきれいな音のワイヤレスイヤホンでも、マイクを使うと急に音が悪くなることがあります。
これはイヤホンの故障ではなく、Bluetoothの仕組みによるものです。そして、イヤホンのマイクは口から離れた耳元にあるため、声を拾う力にはモデルによって大きな差があります。
この記事では、ワイヤレスイヤホンで会議の声がこもる理由と、パソコンでできる対策、マイクの性能で選ぶポイントを整理したうえで、メーカーの公式仕様をもとに選んだ会議向けのイヤホン6製品を紹介します。
この記事でわかること
「声が遠い」と言われる理由と、
マイクで選ぶイヤホン。
Bluetoothで音質が落ちる仕組み/PCでの対策/会議向けイヤホン6選
Web会議でワイヤレスイヤホンの声がこもる理由
ワイヤレスイヤホンの声がこもる主な理由は2つあります。1つはBluetoothの「通話モード」への切り替え、もう1つはマイクの位置です。
理由1:マイクを使うと、Bluetoothが通話用のモードに切り替わる
Bluetoothイヤホンで音楽を聴くときは、音楽用の「A2DP」という方式で、音を高い音質で送っています。ところが、会議でマイクを使い始めると、通話用の「HFP(ハンズフリープロファイル)」という方式に切り替わります。HFPは声を狭い帯域で送る方式なので、相手に届く自分の声も、自分が聞く相手の声も、音質が下がります。
古い方式では、サンプリング周波数が8kHz(電話と同じくらいの音質)まで下がります。米PCWorldは、Windowsでマイクを使うとBluetoothヘッドセットが8kHzに切り替わっていたと報じています。新しい方式では帯域が広がり、カナダのテックメディアMobileSyrupによると、広帯域(ワイドバンド)で50Hz〜7kHz、超広帯域(スーパーワイドバンド)で50Hz〜14kHzです。どの方式が使われるかは、イヤホンとパソコンの両方の対応で決まります。
音楽のときと会議のときの違い
音楽を聴くとき(A2DP)
- 音を高い音質で送る
- 片方向(イヤホンに届けるだけ)
- AAC・LDACなどのコーデック
マイクを使うとき(HFP)
- 声を狭い帯域で送る
- 双方向(マイクの声も送る)
- 古い方式では8kHz程度まで下がる
会議中に音が悪くなるのは、故障ではなく通信方式の切り替えによるものです。
理由2:イヤホンのマイクは、口から離れている
ヘッドセットのブームマイクは口元にありますが、完全ワイヤレスイヤホンのマイクは耳元にあります。口から離れているぶん、周りの音と自分の声の差がつきにくく、声が遠く聞こえたり、周りの雑音が混ざったりしやすくなります。
そこで各メーカーは、複数のマイクで口の方向の音だけを拾う「ビームフォーミング」、話すときの骨の振動を拾う「骨伝導センサー」、AIで声と雑音を分ける「ノイズ除去」などの技術で、この弱点を補っています。会議向けのイヤホン選びでは、この3つがどこまで入っているかが大きな差になります。
イヤホンで会議に出るメリット・デメリット
WHY
目立たず、軽く、
すぐ会議に出られる。
イヤホンとヘッドセットの向き不向き
イヤホンの良さは、軽くて目立たないことです。カメラに映っても気にならず、髪型も崩れません。スマホとパソコンの両方につないでおけば、移動中の会議にもそのまま出られます。
イヤホンで会議に出るときの注意点
- 声を拾う力はヘッドセットに劣りやすい:マイクが口から遠いため、静かな部屋で使うのが基本
- パソコンでは音質が下がることがある:Bluetoothの通話モードに切り替わるため
- 長時間だと耳が痛くなることがある:耳に入れるタイプは、会議が続く日は耳への負担を考える
- 電池が切れると会議に出られない:通話時間は音楽の再生時間より短いことが多い
「1日に何時間も会議が続く」「周りがうるさい部屋で話す」という人には、口元にマイクがあるヘッドセットのほうが確実です。在宅ワークで疲れないヘッドセットの選び方もあわせて参考にしてください。
会議で聞き取りやすいイヤホンの選び方
CHECK
マイクの数と仕組み、
そしてつなぎ方で選ぶ。
会議で声が届くイヤホンを選ぶチェックポイント
会議用イヤホンを選ぶ5つのチェック
- 声を拾う仕組み骨伝導センサー、ビームフォーミング、AIノイズ除去があるか
- マイクの数多いほど周りの音と声を分けやすい。片側3〜4個が目安
- つなぎ方専用のUSBアダプターがあるか、LE Audioに対応しているか
- マルチポイントパソコンとスマホに同時につながるか
- 耳への負担長時間なら軽さや、耳をふさがないタイプも候補
声を拾う仕組み:骨伝導センサーとAIノイズ除去
いちばん効くのは、骨伝導センサー(VPU)です。話すときの骨の振動を拾うので、周りの雑音の影響を受けにくく、ソニーは「外部環境に左右されにくい」と説明しています。今回の候補では、Jabra Evolve2 Buds、ソニー WF-1000XM6が骨伝導センサーを、AppleのAirPods Pro 3が「音声を感知する加速度センサー」を載せています。
つなぎ方:USBアダプターとLE Audio
パソコンでの音質や安定性を重視するなら、つなぎ方も大切です。会議向けの製品には、パソコンのUSBに挿す専用のアダプター(ドングル)が付いているものがあります。Microsoftは、Teams向けの機器について、パソコン本体のBluetoothに頼る接続は「ホストPCのBluetooth無線に性能が左右される」と説明しています。専用アダプターを使えば、パソコンごとの差を受けにくくなります。
もう1つは、新しいBluetoothの規格「LE Audio」です。Microsoftは2025年8月、Windows 11でLE Audioの「スーパーワイドバンドステレオ」に対応すると発表しました。マイクを使っている間も、最大32kHzのステレオで聞けるようになります(PCWorldの報道)。ただし、Windows 11の24H2以降で、パソコンとイヤホンの両方がLE Audioに対応していることが条件です。
| つなぎ方 | 音質 | 条件 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 専用USBアダプター | 安定しやすい | アダプター付きの製品を選ぶ | 会社のパソコンで毎日会議をする人 |
| LE Audio | マイク使用中も高音質 | Windows 11 24H2以降、PCとイヤホンの両方が対応 | 新しいパソコンを使っている人 |
| 通常のBluetooth(HFP) | マイク使用中は下がる | ほぼすべての機器で使える | 会議は短時間で、スマホ中心の人 |
会議アプリの認定は「目安」
TeamsやZoomの「認定」マークがある製品もあります。Microsoftの認定は、ワイドバンドの音声で、エコーや音切れがないこと、パソコンでミュートや応答の操作ができることなどを確認するものです。マイク音質を保証するものではありませんが、会議アプリで問題なく使えることが検証されている目安になります。
会社のPCで毎日会議
Jabra Evolve2 Buds
USBアダプター付き・Teams/Zoom認定
通話品質も音楽も最高を
ソニー WF-1000XM6
8マイク+骨伝導・LE Audio
iPhoneとMacで使う
Apple AirPods Pro 3
加速度センサーで声を検知
軽く、外れにくく
ソニー LinkBuds Fit
片側約4.9g・LE Audioのプロファイル
価格を抑えたい
Anker Soundcore Liberty 5
6マイク+AIで1万円台
長時間でも耳が痛くならない
Shokz OpenFit 2+
耳をふさがないオープンイヤー
Web会議向けイヤホンおすすめ6選
仕様と価格はメーカーの公式ページや発表資料の記載(2026年10月時点)です。公式で確認できなかった数値は、出所を書いています。
| 商品 | 声を拾う仕組み | USBアダプター | LE Audio | 重さ(片側) | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|
| Jabra Evolve2 Buds | 4マイク+骨伝導2 | あり | 対応 | 5.4g | 37,950円(発売時) |
| ソニー WF-1000XM6 | 8マイク+骨伝導+AI | なし | 対応 | 約6.5g | 39,600円(ソニーストア) |
| Apple AirPods Pro 3 | ビームフォーミング+加速度センサー | なし | 公式表記なし | 5.55g | 42,800円(Apple Store) |
| ソニー LinkBuds Fit | AIのボイスピックアップ | なし | LC3対応(販売店の仕様) | 約4.9g | 21,600円(販売店) |
| Anker Soundcore Liberty 5 | 6マイク+AI | なし | 表記なし | 約5.2g | 14,990円(定価) |
| Shokz OpenFit 2+ | 4マイク+AI | なし | 表記なし | 9.4g | 27,880円(公式) |
Jabra Evolve2 Buds
メーカー:Jabra(GN Audio)
専用USBアダプター付き。会議のために作られたビジネス向けイヤホン
デンマークのJabraが作る、ビジネス向けの完全ワイヤレスイヤホンです。いちばんの特長は、パソコンのUSBに挿す専用アダプター(Jabra Link)が付いていることです。パソコンのBluetoothを使わずにつながるので、会社のパソコンでも接続や音質が安定しやすくなります。アダプターはUSB-AとUSB-Cの2種類があり、Microsoft Teams認定のモデルと、Zoomなどに向けたUCモデルに分かれています。
声を拾う仕組みは「Jabra マルチセンサーボイス」で、4つのマイクと2つの骨伝導センサー(VPU)を組み合わせています。公式の仕様では、マイクの帯域は80Hz〜8,000Hzです。ノイズキャンセリングや外音取り込み、風切り音の低減にも対応し、Bluetooth 5.2でLE Audioにも対応しています。パソコンとスマホなど2台に同時につなげます。
バッテリーはノイズキャンセリングをオンにして音楽で最大8時間、通話で最大5時間です。気をつけたいのは価格と選びにくさで、発売時(2022年11月)の価格は税込37,950円でした(PC Watchの報道)。アダプターの種類や、ワイヤレス充電パッドが付くかどうかでSKUが分かれているので、購入時は「USB-A/USB-C」「MS(Teams)/UC」を確認してください。コーデックはAACとSBCだけなので、音楽をより高音質で聴きたい人には物足りないかもしれません。
| マイク | 4マイク+骨伝導センサー2(マイク帯域80Hz〜8,000Hz) |
| 接続 | 専用USBアダプター(USB-A/USB-C)、Bluetooth 5.2、LE Audio対応 |
| マルチポイント | 2台同時 |
| バッテリー | 音楽最大8時間(ANCオン)、通話最大5時間 |
| 重さ | 片側5.4g |
| 防水防じん | IP57 |
| 価格 | 税込37,950円(発売時) |
良いところ
- USBアダプターでパソコンとの接続が安定しやすい
- 骨伝導センサーで周りの音に強い
- Teams・Zoomの認定モデルがある
気になるところ
- 価格が高い
- SKUが多く選びにくい
- 音楽用の高音質コーデックはない
こんな人におすすめ:会社のパソコンで毎日Web会議をする人、接続の安定を最優先したい人。
ソニー WF-1000XM6
メーカー:ソニー
8つのマイクと骨伝導センサー。ソニーが「史上最高の通話品質」とうたうフラッグシップ
2026年2月に発売された、ソニーの完全ワイヤレスイヤホンの最上位モデルです。マイクは左右合わせて8個(片側4個)で、前のモデルのWF-1000XM5(片側3個)から増えました。通話では、2つのマイクのビームフォーミングで口元の声を狙い、骨伝導センサーとAIのノイズ除去で、周りの音と声を分けます。ソニーは「ソニー史上最高通話品質」(完全ワイヤレス型として。2025年12月1日時点、ソニー調べ)とうたっています。
Bluetooth 5.3で、LE AudioとAuracastに対応しています。LE Audioに対応したWindows 11のパソコンなら、マイクを使っている間も音質が落ちにくい使い方ができる可能性があります。パソコンとスマホの2台に同時につなげて、LDACでの高音質な音楽再生にも対応しています。
バッテリーは、ノイズキャンセリングをオンにして音楽で最大8時間、通話で最大5時間です。気をつけたいのは、重さが片側約6.5gと今回の中では重めなこと、専用のUSBアダプターはないことです。ソニーストアの価格は税込39,600円です。
| マイク | 左右計8個(片側4個)、ビームフォーミング+骨伝導センサー+AIノイズ除去 |
| 接続 | Bluetooth 5.3、LE Audio・Auracast対応 |
| コーデック | SBC、AAC、LDAC、LC3 |
| マルチポイント | 2台同時 |
| バッテリー | 音楽最大8時間(NCオン)、通話最大5時間(NCオン) |
| 重さ | 約6.5g×2 |
| 価格(ソニーストア) | 税込39,600円 |
良いところ
- マイクの数が多く、骨伝導センサーとAIで声を分ける
- LE Audio対応で、新しいPCでは高音質な通話が期待できる
- 音楽の音質やノイズキャンセリングも高性能
気になるところ
- 価格が高い
- 片側約6.5gとやや重い
- USBアダプターはない
こんな人におすすめ:会議も音楽も、1台で最高の性能を求める人。
Apple AirPods Pro 3
メーカー:Apple
iPhone・Macで会議をするなら、つなぎやすさで選ぶ1台
2025年9月に発表された、AppleのAirPods Proの第3世代です。公式の技術仕様では、マイクはデュアルビームフォーミングマイクと内向きマイクで、「動きと音声を感知する加速度センサー」も載っています。チップはApple H2で、「スタジオ品質の音声録音」にも対応しています。
iPhoneやiPad、Macを使っている人にとっては、いちばんつなぎやすい選択肢です。同じApple IDでサインインしたApple製品のあいだで、自動で接続先が切り替わります。重さは片側5.55gで、バッテリーはノイズキャンセリングをオンにして最大8時間です。心拍センサーやヒアリングチェックなどの健康機能もあります。
一方で、Windowsのパソコンで会議をする場合は、普通のBluetoothイヤホンと同じくHFPでつながり、Apple製品どうしの便利な機能は使えません。LE Audioへの対応は公式に表記がありません。USB-Cケーブルは同梱されていないので、持っていない人は別に用意してください。Apple Storeの価格は税込42,800円(2026年10月確認)です。
| マイク | デュアルビームフォーミングマイク、内向きマイク、音声を感知する加速度センサー |
| チップ | Apple H2 |
| 接続 | Bluetooth 5.3 |
| バッテリー | 最大8時間(ANCオン)、ケース込み最大24時間 |
| 重さ | 片側5.55g |
| 防水防じん | IP57 |
| 価格(Apple Store) | 税込42,800円 |
良いところ
- iPhone・Macとのつながりやすさが抜群
- 加速度センサーで自分の声を検知
- ノイズキャンセリングや健康機能も充実
気になるところ
- Windowsでは普通のBluetooth接続になる
- 価格が高い
- USB-Cケーブルが付属しない
こんな人におすすめ:iPhoneやMacで会議に出ることが多い人。
ソニー LinkBuds Fit(WF-LS910N)
メーカー:ソニー
片側約4.9gと軽い。AIで声を拾う、外れにくいイヤホン
2024年11月に発売された、ソニーの軽いイヤホンです。耳のくぼみに沿う「フィッティングサポーター」で外れにくく、長い会議でも付けっぱなしにしやすい作りです。発表資料では、AIの機械学習で装着した人の声と周りの雑音を分ける「高精度ボイスピックアップテクノロジー」を載せていて、ドライバーと統合プロセッサーはWF-1000XM5と同じものです。外音取り込みの性能は、ソニーの完全ワイヤレスイヤホンで最高(2024年10月2日時点、オープン型を除く)とされています。
販売店(ツクモ)の仕様表では、重さは片側約4.9g、バッテリーはイヤホン単体で5.5時間、ケース込みで合計21時間です。コーデックはSBC、AAC、LDAC、LC3に対応し、LE Audioに関係するプロファイルにも対応しています。パソコンとスマホの2台に同時につなげます。
バッテリーはWF-1000XM6より短く、マイクの数は公式の情報で確認できませんでした。色はブラック、ホワイト、グリーン、ピンクなどがありますが、扱っている色は販売店によって違います。価格はオープン価格で、ツクモでは税込21,600円でした。
| マイク | 高精度ボイスピックアップテクノロジー(AIで声を分離) |
| 接続 | Bluetooth 5.3(LC3と、LE Audio関係のプロファイルに対応。販売店の仕様表) |
| コーデック | SBC、AAC、LDAC、LC3 |
| バッテリー | イヤホン5.5時間、ケース込み21時間(販売店の仕様表) |
| 重さ | 片側約4.9g(販売店の仕様表) |
| 価格 | オープン価格(ツクモ 税込21,600円) |
良いところ
- 片側約4.9gと軽い
- フィッティングサポーターで外れにくい
- AIで声と雑音を分ける
気になるところ
- バッテリーが短め
- マイクの数が公式で確認できない
こんな人におすすめ:軽いイヤホンで長い会議に出たい人、価格と性能のバランスを取りたい人。
Anker Soundcore Liberty 5(A3957)
メーカー:Anker(Soundcore)
6つのマイクとAI。1万円台で会議にも使える高コスパモデル
2025年5月に発売された、Ankerのオーディオブランド「Soundcore」のイヤホンです。通話には6つのマイクを使い、AIで周りの雑音を抑えます。ノイズキャンセリング、LDACやDolby Audioにも対応していて、この価格帯としては機能の多いモデルです。
公式の仕様では、片側の重さは約5.2gです。バッテリーはノイズキャンセリングをオンにしてイヤホン単体で最大8時間、ケース込みで最大32時間(オフならイヤホン最大12時間、ケース込み最大48時間)と、長く持ちます。Bluetooth 5.4で、パソコンとスマホの2台に同時につなげます。
価格を抑えて会議用のイヤホンを選びたい人に向いていますが、専用のUSBアダプターや会議アプリの認定はなく、LE Audioへの対応も公式に表記がありません。定価は税込14,990円で、公式ストアのセールでは税込11,290円になっていたこともあります。LDACはiPhoneでは使えません。
| マイク | 6マイク+AIの通話ノイズ低減 |
| 接続 | Bluetooth 5.4 |
| コーデック | SBC、AAC、LDAC |
| マルチポイント | 対応 |
| バッテリー | イヤホン最大8時間(NCオン)、ケース込み最大32時間(NCオン) |
| 重さ | 片側約5.2g |
| 型番 | A3957 |
| 価格(定価) | 税込14,990円 |
良いところ
- 6マイク+AIで、この価格帯としては通話に強い
- バッテリーが長い
- 価格が手ごろ
気になるところ
- USBアダプターや会議アプリの認定はない
- LE Audioの表記がない
こんな人におすすめ:価格を抑えて、会議にも音楽にも使えるイヤホンがほしい人。
Shokz OpenFit 2+
メーカー:Shokz
耳をふさがないオープンイヤー。長時間の会議でも耳が痛くならない
耳の穴に入れずに、耳にかけて使うオープンイヤー型のイヤホンです。耳をふさがないので、長い会議でも耳が痛くなりにくく、自分の声がこもって聞こえる感じもありません。家族の呼びかけやインターホンの音にも気づけます。
マイクは4つのビームフォーミングマイクで、AIのアルゴリズムで周りの雑音を抑えます。公式では、シミュレーション上でSN比(声と雑音の比)が平均51dB改善するとしています。バッテリーは単体で最大11時間、ケース込みで最大48時間と長く、Bluetooth 5.4で2台に同時につなげます。ワイヤレス充電にも対応しています。
気をつけたいのは、オープン型なので音漏れしやすく、騒がしい場所では相手の声が聞き取りにくいことです。重さも片側9.4gと、今回の中では重めです。公式ストアの価格は税込27,880円です。前のモデルのOpenFit 2は公式で売り切れになっているので、選ぶならOpenFit 2+が無難です。
| マイク | 4つのビームフォーミングマイク+AI(SN比 平均51dB改善、シミュレーション値) |
| 接続 | Bluetooth 5.4、マルチポイント2台 |
| コーデック | SBC、AAC |
| バッテリー | 単体最大11時間、ケース込み最大48時間 |
| 重さ | 片側9.4g |
| 価格(公式) | 税込27,880円 |
良いところ
- 耳をふさがず、長時間でも疲れにくい
- 自分の声がこもって聞こえない
- バッテリーが長い
気になるところ
- 音漏れしやすく、騒がしい場所は苦手
- 片側9.4gと重め
こんな人におすすめ:1日に何時間も会議があり、耳の痛さに悩んでいる人。
会議の前にやっておきたい設定
「声がこもる」を減らす手順
- マイクの入力先を確かめる会議アプリの設定で、イヤホンのマイクが選ばれているか確認
- パソコンのBluetoothを確かめるLE Audio対応のイヤホンなら、Windows 11 24H2以降で使えるか確認
- 静かな場所に移るエアコンや換気扇の近く、キーボードの真横は避ける
- 会議アプリのノイズ除去をオンにするTeamsやZoomの背景ノイズ抑制を使う
- テスト録音をする自分の声を一度聞いて、こもり具合を確かめる
パソコンのBluetoothが古い場合や、会社のパソコンでBluetoothが使いにくい場合は、専用のUSBアダプターが付いた製品を選ぶか、マイクだけ別に用意するのも1つの方法です。
よくある質問
有線イヤホンのほうが会議に向いていますか?
有線イヤホンはBluetoothの通話モードの切り替えがないので、音質が下がる心配はありません。ただし、マイクの性能は製品によって違い、ケーブルが服にこすれる音を拾うこともあります。
AirPodsはWindowsでも会議に使えますか?
使えます。ただし、Windowsでは普通のBluetoothイヤホンとして接続され、マイクを使うと音質が下がります。Apple製品どうしの自動切り替えなどの機能は使えません。
マイクの性能はどうやって確かめればいいですか?
いちばん確実なのは、会議アプリのテスト機能やボイスレコーダーで、自分の声を録音して聞いてみることです。可能なら、エアコンをつけた部屋やキーボードを打ちながらなど、実際の会議に近い状況で試してください。
まとめ|マイクの仕組みとつなぎ方で選べば、声は届く
ワイヤレスイヤホンで会議の声がこもるのは、Bluetoothの通話モードへの切り替えと、マイクが口から遠いことが主な理由です。骨伝導センサーやAIノイズ除去のある製品を選び、パソコンでは専用のUSBアダプターやLE Audioを活用すれば、相手に届く声は大きく変わります。
会社のパソコンで毎日会議をするならJabra Evolve2 Buds、通話も音楽も最高の性能を求めるならソニー WF-1000XM6、iPhoneとMacが中心ならAirPods Pro 3、長時間の会議で耳が痛いならShokz OpenFit 2+が候補です。自分の会議の環境に合わせて選んでみてください。
※価格・在庫・仕様は記事作成時点(2026年10月)のものです。最新の情報はリンク先の商品ページでご確認ください。